【再販決定】

お客様の熱いご要望にお応えし、

あの“伝説のりんご”が11/21(金)、たった6日間だけ戻ってきます。

IN YOU MARKETが代表して届ける

“伝説のオーガニック基準のりんご”IN YOU MARKETで限定販売します。

【第一章｜森が沈黙した日、命の物語が始まった】

2025年の秋。

連日のニュースでは、日本各地で熊の出没が相次ぎました。

北海道、秋田、福島……

ニュースでは連日、熊が街中に出没したり、果物の畑が荒らされる無惨な映像が流れています。

その渦中にいたのが、私たちIN YOU MARKETで大人気のりんご農園でした。

何と今年、広大なりんご農園に二頭の大きな熊が侵入し、たくさんのりんごが食い尽くされる被害に遭いました。

そして収穫を目前に、木々が無残に倒されてしまったというのです…。

一年をかけた努力がたったの一夜で失われた光景に、絶望して、言葉を失った生産者の兎澤さん。

それでも、自然を責めませんでした。

「生かされているのは、私たちの方です。

だから、自然を敬って、もう一度やり直します。」　　

人間から憎き存在として恨まれかねない脅威とされる熊でさえ、同じ自然の中で生きる存在…。

今年は熊による命の犠牲も多く出ています。

そして、彼のように畑を食い荒らされ、商売に大損失を負う人も大勢います。

それでも、彼は自分の畑に来ていた駆除された熊たちの存在を知り、

「熊が駆除されたと耳にして…、元々自然と動物が好きな自分にとっては、何が正しいのか分からないなと複雑に感じました。

でも、命は命。食べて供養したいと思います。」

森を荒らした熊も、同じ自然の中で生きる存在として、自然にも動物にも決して驕り高ぶることなく敬意を忘れません。

自分の畑を台無しにした熊を“食べて供養する”という行為には、

奪う・奪われるだけの関係ではなく、循環への理解があるのかもしれません。

【第二章　それでもやめないという選択】

転居、熊害、天候不順、スタッフからの裏切り行為。

これまで、どんなに悪条件が重なっても、彼は、りんごを手放しませんでした。

数年前に、大きなトラブルでりんごがほぼ全滅しかけた時も、彼はその後、立ち直りました。

そして今回の熊被害もそうです。

なぜならば…

「毎年、IN YOU MARKETのお客様が心待ちにしてくださるから」。

そんなアツい言葉を受け、IN YOU MARKETは

生産者の想いを代表して今年も特別に販売することを決意しました。

もちろん例年よりも収穫数が激減してしまったため、IN YOU MARKETのために特別に限られた少ない在庫を確保した数量限定販売です。

在庫を守り、品質を守るため、

今年はたった6日間だけ、販売します。

これは、被害の中から再び実った、“命の果実”を繋ぐ挑戦です。

【第三章｜完売を繰り返してきた、伝説のりんごとは？】

このりんごは、

IN YOU MARKETの中でも群を抜いて人気の商品です。

「もうこのりんご以外は食べられない」

「毎年届くのが家族の秋の合図」

「大事な人に贈りたい」

「今年も早く食べたいです！」

そんな声が、全国から届きます。

毎年、最低でも数百万円単位の売り上げを記録してきたこのりんご、今年は熊被害により収穫量が例年とは比べ物にならない数量まで下がっています。

つまり、本当に今しか買えない。

この6日間が終われば、販売のお約束も確約できません。

【第四章｜自然と人が共に生きる証として】

自然はときに残酷です。

それでも人は、未来に希望を見出します。

このりんごは、大量生産品で巷に売られているどこにでもあるものではありません。

都内で超有名な何年も連続してミシュラン三つ星を獲得し続けるレストランからも認められて、採用されるほどの、一級品。

私たちはこのりんごに、“奪われてもなお、諦めずに、手仕事で、命をつなぐ”という意志を感じます。

IN YOU MARKETはその想いを受け継ぎ、

全国の食卓へと橋をかけます。

この、IN YOU MARKETの中でも屈指の人気商品オーガニック基準のりんご。

その人気の理由は、味や香りの奥に感じる「変わらない誠実さ」にあるのかもしれません。

でも、今年の実りは格段に、特別です。

熊に畑を荒らされた絶体絶命の年。

それでも奇跡的に実った果実。

それは、

「人間が自然と争わずに生きる」という究極のカタチでした。

販売期間は10月24日（金）0時〜10月29日（水）23:59まで。

わずか6日間、IN YOU MARKET限定で販売。

自然に敬意を払い、

命に感謝を込めて作られたこのりんごを、

あなたのご家庭の食卓に届けます。

食べることは、命をいただくこと。

この一つの果実に森と人の祈りが詰まっています。

どうかこの6日間は、

あなたの選択が、生産者を支える力になりますように。

極上のりんごが届くことを楽しみにお待ちください。

オーガニックライターのひとこと

こちらのりんご農園の園主は、もともと長距離ランナーでした。

ご実家がりんご農園で、先代の祖父が他界されたことをきっかけにランナーを引退。

26歳の時に帰郷し、無農薬農家になるための決心をしました。

しかし、現実は思ったよりも厳しく、失敗ばかり。

理想のりんごがなかなかできない日々が続きました。

有機栽培するには、作業工程がかなり多く、生産量は、市販のりんごの半分しかありません。

何度も苦しい想いをしましたが、それでもりんご栽培を辞めなかったのは、りんごが好きだったから。

自分にはりんご栽培しかないと思い、さまざまな困難を乗り越えていきました。

しかし、事件は突然訪れます。

当時、秋田県では最大規模の東京ドームより大きいサイズの農園を運営していました。

農地面積が広い分、りんごを作るための人材を増やすしかありませんでした。

仕事の段取りとしては、大きな指針と手順は、出品者の方が決め、

それ以降の細やかな作業はスタッフに任せるというやり方をしていました。

ところが、指示していない作業が勝手に行われていなかったり、

指示通りに対応されていなかったりといったことが起こるように。

どうにかしなければと動き出した時にはもう手遅れで、

りんごが全く育たない状態になっていました。

結果、通常の農家さんですと即廃業レベルの、

20トン以上の以上の損失が生まれました。

もはやありえないほどの大失敗です。

ただ、苦難はこれだけで終わりません。

その後も、りんごがうまく育たない状態が続き、

やっと育ったと思っても、満足のいく品質には仕上がらず、落胆の日々が続きます。

出品者の方は、りんごを待ってくれている方の期待に沿うことができない罪悪感と、

自然のものには抗えないという無念な気持ちに押しつぶされそうになりました。

次第に、今まで経験したことのない体調不良を感じるように。

身体は思うように動かず、先が一向に見えない、苦しい日々が続きます。

それでも、生き残ったりんごの木達を眺めていると、

「このりんご農園を復活させるのは、自分しかいないのではないか」と考えるようになりました。

少しずつ、身体が動かせるようになった時に、

「まだ自分にはやり残していることがある、もう一度、りんご栽培にすべてをかけてみよう」と決意したのです。

ただひたすらりんごの生命力を信じて、黙々と作業を続ける日々。

“明けない夜はない”というのは、まさにその通りで、

予想以上の高品質のりんごが実るようになりました。

立派なりんごを目にした時、まず頭に思い浮かんだのが、

IN YOU MARKETのユーザー様のことだったとおっしゃいます。

もう一度、おいしいりんごを食べていただきたい、そう考え、

意を決して松浦に連絡をしたことから、すべてが始まりました。

絶望の中でも、立ち直り、再度、りんご栽培にすべてをかけてきた出品者の方の強い信念と、

力強いりんごの生命力が感じられる、素晴らしいりんごに仕上がっています。

ぜひ、多くの方々に味わっていただけましたら幸いです。