待つことで、甘さは深くなる。
【農薬不使用・自然栽培/甘味料・香料・保存料不使用】足さず、急がず。渋が甘に変わるまで待った天日干しの干し柿
通常配送料に550円(税込)が加算されます。
干し柿
甘さは、足すことで生まれるとは限りません。待つことで静かに現れる甘さもあります。
冬が近づく頃、山あいの里山にある畑で、柿はゆっくりと実ります。
空気は澄み、水は清く、鳥や虫の声が遠くに響く場所。
肥料は使わず、必要な手入れだけを静かに重ねながら、人の手が入りすぎない環境で育てました。
穏やかな時間の中、自由に、のびのびと、じっくりと甘さを蓄えた柿を、ひとつずつ収穫します。
それを風通しのよい、ひなたに吊るし、急がせることなく、じっくりと干し柿へと仕立てていきます。

天日干しと、手仕事
収穫した柿は一つひとつ丁寧に皮をむき、軒先に吊るします。
乾燥機は使いません。
太陽と風、そして時間に任せるだけ。
大量生産には向かない方法ですが、自然の流れを止めない昔ながらの作り方です。
「揉む」という、欠かせないひと手間
干し始めてから一週間ほど経つと、柿の外側は乾き、中にはまだ水分が残ります。
この頃から、一日に一度、手でやさしく柿を揉みます。
この作業にはきちんと理由があります。
・内部の水分を均一にし、乾燥ムラを防ぐ
・渋みのもととなるタンニンが変化し、渋が早く抜ける
・糖分が表面ににじみ出て、甘さが引き立つ
この「揉む」工程があるからこそ柔らかさと甘さが整い、奥行きのある干し柿に仕上がります。
柿霜という、甘さのしるし
表面にうっすらと現れる白い粉。
それは砂糖ではありません。
柿の内側からにじみ出た糖分が、時間をかけて結晶化したもの。
柿霜(しそう)と呼ばれ、甘く仕上がった干し柿の証です。
人が作ったものではなく、時間がつくった自然の甘さです。

日本伝統のドライフルーツ
干し柿は、日本に古くから伝わる保存食。
奈良時代にはすでに記録があり、平安時代には祭礼や菓子として用いられていました。
砂糖が貴重だった時代、果物を干して甘さを引き出す知恵は暮らしの中で受け継がれてきました。
干し柿は、日本の風土が生んだ伝統的なドライフルーツです。

和菓子が目指してきた甘さ
和菓子の世界には、「干し柿の甘さをもって最上とする」という考えがあります。
強すぎず、後に残らず、素材を邪魔しない甘さ。
この干し柿もその延長線上にあります。
固め仕上げの、懐かしい味
仕上がりはやや固め。
噛むほどに、素朴な甘さがゆっくり広がります。
どこか、子どもの頃に食べた田舎のおばあちゃんの干し柿を思い出すような味。
派手さはありませんが、記憶に触れる甘さです。
おすすめの食べ方
・そのまま、少しずつ
包丁を入れず、ひと口ずつ。
噛むほどに甘さがほどけていくのでゆっくり味わうのがおすすめです。
・薄く切って、お茶請けに
緑茶やほうじ茶、番茶と相性が良く、甘さが強すぎず、後に残りません。
静かなお茶の時間に。
・刻んで、焼き菓子やパンに
刻んで混ぜ込むだけで、砂糖を足さなくてもやさしい甘みが生まれます。
素朴なケーキや全粒粉のパンにもよく合います。
・クリームチーズと合わせて
薄く切った干し柿に、少量のクリームチーズを添えて。
甘さと酸味が重なり、大人のおやつになります。静かな甘さが、日常のひとときにそっと寄り添います。

保存について
・直射日光・高温多湿を避け、冷蔵庫などの冷暗所で保存してください。
・開封後は乾燥を防ぐため、密閉して保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
こんな方におすすめです
・甘すぎるお菓子が少し苦手な方
・素材そのものの味わいを大切にしたい方
・手仕事や、時間をかけた食べものに惹かれる方
・忙しい日々の中に、静かな甘さを取り入れたい方
・昔ながらの干し柿を懐かしく感じる方
ひと口ずつ味わうことで、季節の移ろいや、手をかけすぎない豊かさを思い出させてくれます。
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干し柿
甘さは、足すことで生まれるとは限りません。待つことで静かに現れる甘さもあります。
冬が近づく頃、山あいの里山にある畑で、柿はゆっくりと実ります。
空気は澄み、水は清く、鳥や虫の声が遠くに響く場所。
肥料は使わず、必要な手入れだけを静かに重ねながら、人の手が入りすぎない環境で育てました。
穏やかな時間の中、自由に、のびのびと、じっくりと甘さを蓄えた柿を、ひとつずつ収穫します。
それを風通しのよい、ひなたに吊るし、急がせることなく、じっくりと干し柿へと仕立てていきます。

天日干しと、手仕事
収穫した柿は一つひとつ丁寧に皮をむき、軒先に吊るします。
乾燥機は使いません。
太陽と風、そして時間に任せるだけ。
大量生産には向かない方法ですが、自然の流れを止めない昔ながらの作り方です。
「揉む」という、欠かせないひと手間
干し始めてから一週間ほど経つと、柿の外側は乾き、中にはまだ水分が残ります。
この頃から、一日に一度、手でやさしく柿を揉みます。
この作業にはきちんと理由があります。
・内部の水分を均一にし、乾燥ムラを防ぐ
・渋みのもととなるタンニンが変化し、渋が早く抜ける
・糖分が表面ににじみ出て、甘さが引き立つ
この「揉む」工程があるからこそ柔らかさと甘さが整い、奥行きのある干し柿に仕上がります。
柿霜という、甘さのしるし
表面にうっすらと現れる白い粉。
それは砂糖ではありません。
柿の内側からにじみ出た糖分が、時間をかけて結晶化したもの。
柿霜(しそう)と呼ばれ、甘く仕上がった干し柿の証です。
人が作ったものではなく、時間がつくった自然の甘さです。

日本伝統のドライフルーツ
干し柿は、日本に古くから伝わる保存食。
奈良時代にはすでに記録があり、平安時代には祭礼や菓子として用いられていました。
砂糖が貴重だった時代、果物を干して甘さを引き出す知恵は暮らしの中で受け継がれてきました。
干し柿は、日本の風土が生んだ伝統的なドライフルーツです。

和菓子が目指してきた甘さ
和菓子の世界には、「干し柿の甘さをもって最上とする」という考えがあります。
強すぎず、後に残らず、素材を邪魔しない甘さ。
この干し柿もその延長線上にあります。
固め仕上げの、懐かしい味
仕上がりはやや固め。
噛むほどに、素朴な甘さがゆっくり広がります。
どこか、子どもの頃に食べた田舎のおばあちゃんの干し柿を思い出すような味。
派手さはありませんが、記憶に触れる甘さです。
おすすめの食べ方
・そのまま、少しずつ
包丁を入れず、ひと口ずつ。
噛むほどに甘さがほどけていくのでゆっくり味わうのがおすすめです。
・薄く切って、お茶請けに
緑茶やほうじ茶、番茶と相性が良く、甘さが強すぎず、後に残りません。
静かなお茶の時間に。
・刻んで、焼き菓子やパンに
刻んで混ぜ込むだけで、砂糖を足さなくてもやさしい甘みが生まれます。
素朴なケーキや全粒粉のパンにもよく合います。
・クリームチーズと合わせて
薄く切った干し柿に、少量のクリームチーズを添えて。
甘さと酸味が重なり、大人のおやつになります。静かな甘さが、日常のひとときにそっと寄り添います。

保存について
・直射日光・高温多湿を避け、冷蔵庫などの冷暗所で保存してください。
・開封後は乾燥を防ぐため、密閉して保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
こんな方におすすめです
・甘すぎるお菓子が少し苦手な方
・素材そのものの味わいを大切にしたい方
・手仕事や、時間をかけた食べものに惹かれる方
・忙しい日々の中に、静かな甘さを取り入れたい方
・昔ながらの干し柿を懐かしく感じる方
ひと口ずつ味わうことで、季節の移ろいや、手をかけすぎない豊かさを思い出させてくれます。
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